医療者向け情報

骨粗鬆症の新時代
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予防的治療の時代
 近年の医療の役割は、肺炎、胆石、胃潰瘍などの症状のある病気を治すことから、高血圧、高脂血症、糖尿病など症状のほとんどない病気において、症状のある病気へと進行するのを予防することへと変化してきています。
医療行為の成果は治療した病気が治ることでなく、進行して新しい病気にならないことになり、治療の結果が患者さん一人一人では見えにくくなってきています。
多くの患者さんを治療したデータでは、コレステロールを低下させる薬剤は、心筋梗塞などの心臓の病気の発病を20-40%も低下させることが判明しています。
また、高血圧患者さんを降圧剤で治療すると、脳出血などの発病を20-30%も低下させることができます。
このような予防効果が高脂血症や高血圧の治療の本来の目的で、今話題の医療費と削減するのにも役立つと言われており、今後予防的医療行為はますます重要となっていくと考えられます。

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