医療者向け情報

骨粗鬆症の新時代
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骨を増やす?
 骨の量は年齢とともに減少していくので、一度低下した骨量を増加させることはたいへん難しいのですが、これらの薬剤は骨量を増やすことができます。
増えているかどうかは、腰の骨の量、もしくは足の付け根の骨の量をDXA(Dual X-ray Absorptiometry)という骨密度測定装置で測定することによって判定できます。
血液や尿中の骨代謝マーカーという物質を測定することによっても、骨を増やす効果が出ているか、ある程度推定することができます。もちろん骨密度が増加すれば骨折を起こしにくくなるわけです。

骨粗鬆症治療の新時代
 骨粗鬆症の治療は予防的治療という考え方に基づいて、ここでご紹介した薬剤のみでなく、新しい効果の高き薬剤がどんどん開発されており、高齢化が進む現代社会において、患者さんにとって大きなダメージを与える骨折を未然に防ぐ医療手段が確立されてきたといえます。
中高年の方は一度骨密度測定検査を受けて、自分の骨量を把握しておくとよいでしょう。50歳前後の女性の方で月経が終了する前後の方は、骨量が急速に減少するので、特に骨密度健診をお勧めします。

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